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help RSS 【推薦曲】シン・ティ(あなたなしでは)〜ラ・バルカ(小舟)〜時計

<<   作成日時 : 2012/01/13 05:55   >>

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SinTi 〜 La Barca 〜 El Reloj
/ Guitarras Romanticas Internacionales

シン・ティ(あなたなしでは)〜ラ・バルカ(小舟)〜時計
/ギターラス・ロマンティカス・インテルナシオナレス







◎はじめに

昨今、文字を読むことに抵抗を感じる人たちが多いことに驚く。それは、数学の問題を解くのに、途中経過を無視して一発で回答を出す計算機に頼る心理と似ている。

「読書」と言えばよいのか、いささか判断に苦しむが、電車内やコンビニで分厚いマンガ本を読んでいる(見ている?)人たちをよく見かける。決してそれは悪いことではないが、これを指して“読書”では思考力が低下し、あらゆることを「面倒」という言葉で片付けなくてはならなくなる。
実際、あれだけ分厚いマンガ本を読むエネルギーがあるのだから、それを本来の単行本を読むことに置き換えたら、あっというまに数冊読めてしまうような気がするのだ。

例えは悪いが、男一匹、女性を好きになったら、モノにするまでには面倒なプロセスと厄介な壁が必ず立ちはだかる。物事には順序があって、すぐには結果に結びつかない。好きな女性の手を握れるようになるまでには、かなりの忍耐、努力が必要だ。面倒だなんて思ったら、その瞬間に女性は逃げていってしまう。

いま、進学塾や予備校などではしのぎを削る追い込みようだろう。受験までの道のりは並大抵ではなく、長く果てしない。ところが、これが済んで高校や大学に入っても、また次に長い道のりが待っている。だからと言って、それを面倒くさがっていたら、初めから自分自身に負けたようなものだ。少なくとも、小生はそうした考え方で生きてきた。

それが良いか悪いかは別として、ここでは長々しい文章でも読みたい人は読んでくださればよいし、つまらないと思えば飛ばして見てくださってよいと思っている。


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面倒くさがっていたら、女性は逃げてゆく・・・


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ラテン・アメリカの二大文明、インカ、マヤに「弦楽器」は存在しなかった!?


◎マヤ文明は謎だらけ

ラテン・アメリカの二大文明といえばインカ文明とマヤ文明だが、マヤ文明の方は実に謎の多い文明である。

ラテン・アメリカの文明を築いたインディオは、数万年前、まだベーリング海峡がアメリカ大陸と陸続きだった第四氷河期に、東方から大移住したモンゴリアンだと言われている。

インカ文明がアンデスを中心に栄えたように、紀元前3世紀頃から10世紀にかけてホンデュラス、グアテマラ、メキシコのユカタン半島にかけて栄えたマヤ文明は、ある時期、忽然と滅び去った。その原因は未だに分かっていない。
この文明に関わる大発見は、1980年代に入り、NASAの金星探査衛星のレーダーにより密林に覆われた数々の遺構が見つかってからである。




◎二大文明の特筆すべき点

インカ文明は詳細な史実の記録が残されており、世界中の考古学者によって、それらに基づく精度の高いデータが出ているが、マヤ文明は、複雑な絵文字のみが残っていただけで解読に手間取り、今も多くの謎をはらんだままである。

このように、マヤ文明はあまりにも謎の多い文明といえるが、他方、インカ文明にも解明されていない部分がないわけではない。これこそ、これら二大文明にに共通する点であり、考古学上、特筆すべき点である。

第一に「鉄を用いなかった」こと。第二に「弦楽器を使った形跡がまったくない」ことである。
ここでは鉄の話は範疇外でもあり省略するが、「ヤレ、2012年12月でマヤ暦が終わる・・・」とか、とかくの風評に踊らされる以前に、「どうして弦楽器が使われなかったのか?」という疑問を持たれた方がいたとしたら、その人こそ史実の盲点を見逃さない、確かな目を持った人だと言えるだろう。

ラテン・アメリカはギター音楽が盛んな国ばかりである。ことにパンチョスなどに代表されるメキシコ音楽とギターは切り離すことが出来ない。マリアッチも然り。ラテン音楽全般、どんなところでもギターが使われているから、ギターはメキシコあたりの生まれだろうと思っている人が多いのは、今も悲しい日本人の現実である。




◎「弦楽器」は存在しなかった・・・!?

では、ギターはどこから来たのか? 
答えは簡単である。
16世紀にこの地にやってきたスペイン人が持ってきたものなのだ。決してむかしから原住民のあいだにあったものではない。侵略者スペイン人たちがやってくる以前のラテン・アメリカでは、楽器といえば管楽器と打楽器、そして人声のみだった。だから、メキシコあたりで聴く歌のリズムの素晴らしさ、音感のよさはこうしたことに起因しているのだ。

インカ文明はさておき、どうしてマヤ文明では弦楽器が使われなかったのか? という点に話を戻そう。

メキシコはユカタン半島にあるチチェン・イツァのカスティーリョのピラミッドをご存知だろうか。
端麗な形をしたピラミッドで(大きさなどについては、ご自分でお調べいただきたい)、91段ずつの階段は全部で364段、最上段の神殿の祭壇を入れて365段で、ちょうど1年の日数になる。これにうるう年の設定などが施され、実際にはユリウス暦、グレゴリウス暦よりはるかに正確な太陽暦を算出していた。 


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ところで、太陽暦に関してこのピラミッドに驚くべき細工が施されていたことが分かったのは最近のことである。
春分と秋分の両日、広場から見た北側正面階段に、巨大な蛇の影が一定時間映し出されることが分かったのである。巨大な蛇が、ピラミッドのてっぺんから広場に向かって、口を大きくあけて一気に駆け下るのだ。

こうしたすべての建造物の測量の基本となったのは、チチェン・イツァのカラコル天文台であった。マヤ人は、この天文台の円形の小部屋の窓から精度の高い天体観測、暦法の体系化を肉眼で行い、正確なデータを得ていたのである。

弦楽器を使わなかったヒントは、そのあたりにあるものと思われる。



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◎弦楽器を使わなかった理由とは ?

彼らの宗教は太陽神、月神崇拝だった。月の満ち欠けは弦楽器の弓に酷似する。弓形は弦楽器の原型であり、半月形の弓から音を出すことは神への冒涜に当たる。この時代、宗教行事で奏された音楽は太陽神、月神に捧げられたものだから、到底弓形の楽器から音を出すことなど許されるはずもなかった。つまり、弦楽器は宗教的なタブーだったのだ。
・・・といっても、この見解が正しいか否かは不明である。




◎旅の面白さは・・・

何度かの旅で得た知識を元にここまで書いてきたが、疲労困憊。やはり、マヤ文明のふるさとは古くて遠い。
このあたりで現代に還り、しばし澄み渡るギター・サウンドに耳を傾けることにしよう。
ここでは演奏時の打弦音、アタック音などが耳障りでなく、ムードあるエコー効果で聴かせるものを埋め込んでみた。メドレー演奏されている3曲は、このブログでは何度も採り上げている一世を風靡した名作ばかりである。


一人旅、大勢旅、飛び跳ねるだけのウサギ旅、見たのに見てない見ザル旅・・・旅にもいろいろあるが、なかでもその地の歴史をひも解き、古代に思いを馳せる歴史探訪の旅はまことにもって興味深い。その意味では、ラテン・アメリカは何度行っても新しい発見がある。今年の春は気分一新、メキシコあたりに足を延ばしてみてはいかがだろうか?  (Fin)





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